今までの人生の出来事を振り返りながらこれまで感じてきた自分の想いや願いからコーチを目指すことになった背景を書きました。とんでもない長文で3万字以上の文字数に…。ここまで自分の人生に向き合って言語化したのは初めての経験です。コーチングに出会いどう自分の人生が変化していったかを赤裸々に開示しました。全文を読み切れる方はほぼ皆無だと思いますが気骨ある数パーセントの方向けに書きました。簡単に流し読みするには分量多すぎなのでご注意ください。

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カメ取り名人

1987年8月7日に和歌山県和歌山市にて爆誕しました。人の幸せを伸ばすと書いて「伸幸:のぶゆき」と名付けられました。愛情たっぷりで過保護過ぎる母親と寡黙で子供想いな父親、そして2つ歳が離れている兄の4人家族。小さい時から兄に対しての競争心剥き出しで兄ができて自分ができないことが悔しくていつも泣いている子供でした。

JR和歌山駅から徒歩10分程。県庁所在地といえども周りは田んぼと畑だけの緑豊かな環境で大手電力会社に勤めていた父の2DKの小さな社宅で育ちました。父親は魚屋で職人をしている家庭で育ち、母親は製造業の工場長&兼業農家の家庭で育ちました。両親はそれぞれ高卒で学歴がないことに苦労した反動からかとても教育熱心な家庭で自分は育ちました。

住んでいた社宅の周りには同年代がおらず兄の友達と一緒に遊ぶ日々。野球をしてもサッカーをしてもドッジボールをしても2つ歳が離れていると周りができて自分はできないことがとても多かった。できないことが悔しくて1人でできるようになるまで日々訓練してたのを覚えています。

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当時のマイブームは虫取りで夏頃になると草むらに潜んでいるカマキリを捕まえたり、セミを一日中追いかけたり、田んぼに大量発生するオタマジャクシを捕まえたりと自然と一緒に遊ぶ機会がとても多かった。そして誰よりも上手かったのがカメ取りで田んぼの溝に隠れているカメを見つけるのが得意でした。息を殺して隠れているカメがどこにいるか溝を見渡して常にカメを探す子供でした。ちなみに今でも排水溝の溝を見かけたらカメがいないかチェックするので昔の特技は今も健在なようです。性格は幼稚園のお誕生日カードに「せんせいのおはなしをさいごまでしっかりときいてくれるのぶちゃん」と書かれていて昔から人の話をしっかり聞くタイプの子供でした。

小学校低学年〜

伸び伸びと虫取りをしながら生活をしていた幼少期を経て地元の小学校に入学することになります。小学校は住んでいた社宅から徒歩5分と激近で毎日1番乗りで登校する子供でした。

英会話、習字、ピアノ、ソロバンと親が教育熱心だったこともあり低学年から習い事をいくつも始め学校が終わった後には週3~4日は習い事をする生活を送っていました。ただ興味がないことをやらされているのが耐えられず毎週家に英会話を教えに来てくれていたアメリカ人教師からはこんなに集中力がない子供は初めてデスと言われ向こうから契約解除されたり、正座をしながら写経をする習字は何度書いても真っ直ぐに線が書けなく数年で辞めたりと、結局はソロバンとピアノだけが続く結果となりました。

楽しかったのはソロバンで特に暗算。頭の中で描くソロバンの玉を弾いて答えを出していく作業がとても楽しく長く続いた習いごとの1つでした。一方のピアノは毎年行われるホール貸切で行われる発表会で他教室の好きだった女の子に会えるのが楽しみだった。上手くなったのを見て欲しくて続けていただけだったけどソロバンと同じくらいピアノも長く続いたので好き(エロ?)の力は偉大です。

兄弟の習い事の月謝があったり両親がコツコツと貯金をする性格だったこともあり小さい頃から親の口癖は「うちはお金がないから」でした。そんなことを言う一方で数十万する誰も開かない百科事典全集が家にあったりで知に対する投資は惜しまない家庭で育ちました。

優等生を演じている?

小学校2年生の時、当時担任のO先生が授業時間になっても教室にしばらく来ないことがありました。小学校低学年で先生が来ないわけなので教室は動物園のように走り回ったり教室の電気を消したり付けたりと周りの男子は暴れまわってました。そんな中で冷静に周りの状況を見渡して皆に先生が来るまで静かに待つように言ったり消された電気を付けにいったりとその場で求められる模範行動をしていました。特に意識して優等生を演じていた訳ではないのですが変に正義感が強く周りから必要とされる行動をやってしまっていた。随分と遅れてO先生が教室に来た時に怒られる生徒が多い中、石井君のようにきちんと待って周りに注意をするのは偉いと全員の前で褒められたのがなんか嬉しくて妙に覚えている記憶です。

大好きなMくんへ

同じく小学校2年生の時に生まれて始めてバレンタインで女の子からチョコレートを貰いました。手作りチョコです。当日は土曜登校の日で午前中の授業が終わったタイミングで家に置いてるから帰ったら家に渡しに行くね♡と言われ、わざわざ自宅までチョコを持って来てくれました。これから家を出るという時に自宅に電話をかけてくれ今か今かと着くのをドキドキしながら待ってました。特段好きだった子ではなかったけど初めてチョコを貰う経験だったので嬉しくてウキウキしてました。チョコを手渡されてた際「中に手紙書いて入ってるから」と言って渡されました。ラブレターです。もちろん初めて貰うラブレター。帰るのを見送った後すぐにラブレターを開きました。そこに書いてあったのは「大好きなMくんへ」から始まる内容でした。自分は石井なのでIです。そう彼女は複数の男子にチョコレートを渡しており自分に間違ってMくんに渡す予定だったチョコを持って来てしまっていたのです。そっとラブレターをゴミ箱の奥底に捨てました。ピュアな小学2年生のハートにはハード過ぎる仕打ちでした。それからしばらく女の子が怖くなりました。